パンダの故郷 成都でパンダ飼育の體験
その愛くるしい姿で世界中を魅了してきたパンダ。白と黒にはっきり分かれたモコモコな毛皮と、竹を両手でもって食べる姿は可愛らしく、パンダは日本でも非常に人気が高い動物である。そんな貴重なパンダは、普段動物園でしかお目にかかれないが、中國成都にあるパンダ繁殖センターでは、パンダと至近距離で觸れ合うことができるパンダの飼育員の體験プログラムがあるのだ。
中國四川省、成都市內から約10キロ離れた郊外に、成都パンダ繁殖センターはある。1990年に総合パンダ繁殖研究所としてオープンして以來、パンダの人工繁殖を推進してきたことにより、國際環境プログラム機関（UNEP）から「グローバル500」に選ばれるなど、その功績は世界から高い評価を受けている。
そんな成都パンダ繁殖センターでは、約80頭以上のパンダが半野生狀態で飼育され、可愛いパンダと觸れ合うことができる「パンダ飼育員體験」のプログラムが人気をよんでいる。
飼育員専用のつなぎに著替え、パンダ飼育の體験へ。飼育員の方がパンダの生態について説明してくれたり、一緒にパンダの映畫を見たり、一通りパンダについて勉強した後は、いざ可愛いパンダとのご対面だ。パンダの餌やり、パンダ小屋の清掃はもちろん、たらいに水を入れてパンダのお風呂をお手伝いすることもできるのだ。季節や、パンダの機嫌がよければ、赤ちゃんパンダのミルクやりができるチャンスもあるかもしれない。飼育員體験を終えた後は、「パンダ飼育體験証明書」が貰える。パンダを抱っこして寫真を撮ることができるという貴重な體験も、パンダの故郷?中國四川省ならではである。