中國映畫の巨匠、北京オリンピック開幕式の総指揮である張蕓謀(チャン?イーモウ)と、王潮歌、樊躍の鉄壁トリオが、2004年から自然景観を背景とした演劇で都市の印象を表現(xiàn)する都市山水実景ショー•「印象シリーズ」に取り込んできた。今回は「印象麗江」をご紹介する。
澄み渡った青空、天をつく玉龍雪山、原始的な民族舞踴と素樸な歌聲、「印象麗江」の魅力は何と言ってもその雄大さにある。標(biāo)高3100メートルの玉龍雪山にステージが設(shè)けられ、地元の少數(shù)民族の農(nóng)民総勢500人が動(dòng)員されている。演出は晝間に行われ、輝かしい照明効果がなく、ありとあらゆるものは自然的で真実である。この壯大な麗江風(fēng)景と古いナシ族の風(fēng)習(xí)を、観光客は感動(dòng)とともに感じられる。
■古道馬幇
曲がりくねった茶馬古道[1]に、數(shù)十人の男は口笛を吹きながら馬を馳せていく。その後、華やかな民族衣裝を著ている女の子たちが登場。手編みの大きなカゴを背にして、一歩一歩と、ただ坂道を登っていく。その雄大たる場面と同時(shí)に、山の奧から高らかで澄んだ歌聲が漂い、人々の心の底にまで響く。
■対酒雪山
雪山の麓に生まれる熱い男子。彼らには當(dāng)然お酒がなくてはいられない。様々な酒令をしながらお酒を飲んでいる彼らの笑顔から、生活に対する熱情と豪快な気質(zhì)がしみじみ感じられる。
■天上人間
麗江は古くから心中の都と稱され、玉龍雪山の麓にある「玉龍第三國」は花に満ちた山國であり、心中した男女たちがここで幸せに生活できるという伝説がある。伝説は演出の中にも用いられ、若い女の子は愛する男の子と一緒に馬に乗って、家族と手を振りながら去っていく場面は、愛情の美しさを物語っている。
■打跳組歌
「打跳」とは麗江少數(shù)民族の娯楽活動(dòng)の一種で、みんながサークルを囲い、手をつないで踴る。アマチュアの役者たち何百人が參加する。彼らの淺黒い肌色、素樸な笑顔、泥の匂いがする熱い汗、原始的な踴りと純粋な歌聲、何でも自然のままで、人々にこの上のない親近感を與える。
また、太鼓を叩き、お経を唱えて天を祭る「鼓舞祭天」と、人々の幸福を祈る「祈福儀式」も心を揺り動(dòng)かす演出である。このナシ族の聖地となる玉龍雪山で、善良なナシ族の人たちは自分なりの方式で、世界各地からやってくる観光客を歓迎している。