昔、中國新疆地區は「西域」と呼ばれた。「西域」と聞くとよく目に浮んでくる景色は果てのない砂漠、繋がっている山々、広いゴビ、古城舊跡などである。実は新疆地區の川、湖、海の景色は絶色だと思う。例えば、天池、ボステン湖、賽里木湖、カナス湖は新疆の四大美湖と稱されている。
天池は天山東麓の博格達峰の北側にある。海抜は1900メータ、水の最も深い処は90メータ、面積は49平方キロである。まるで巨大なサファイアのようにまわりの雪山と互いに引き立てあい絶妙のコントラストをなす。
カナス湖はカナス國家級自然保護區にある。海抜は1374メータ、面積は45.73平方キロである。変色湖といわれるカナス湖は回りの雪山、草原、白樺林と互いに引き立て合い油絵のような景色をなす。「東方のスイス」、「カメラマンの天國」と稱されている。
賽里木湖は天山の北部にある高山湖である。海抜2071.9メータ,東西の長さは30キロ、南北の幅は25キロ、面積は453平方キロ。最も深い処は106メータある。
ボステン湖は中國で一番大きい內陸淡水湖である。四季の景色が美しい。海抜は1048メータ、東西の長さは55キロ、南北の幅は25キロ、面積は1100平方キロ、水の最も深い処は17メータある。