ほんの數年前まで、中國のホテルは設備に応じて1つ(実質2つ)から5つの星の數でランク付けされていた。しかし、星の數で勝負せず、「1泊2000円前後の低価格、エコノミチェーンならどのホテルに泊まっても同じサービス、同じクオリティー」を実現したビジネスホテル(中國語で経済型酒店)が登場。中國全土に続々とオープンし、それまで2つ星、3つ星ホテルに泊まっていた客層を取り込み、人気となっている。街の中心部や駅至近に位置する低価格ビジネスホテルは、便利で住み心地がよくて、數日前に予約しておかないと宿泊できないほどだ。特にビジネス出張に慣れた人たちは「激安ツアーで行く2つ星より、3つ星のホテルを選ぶ」ようなことがなくなった。格安ホテルチェーンの登場が「星による格付けのシステムを壊した」と言える。如家、漢庭をはじめ、7daysなど、ホテル業界に新風を吹き込んだ。従來のエコノミ系以外に、「中級ホテルチェーン」のブランドも立ち上げる動きがある。そこで、全國展開している著名なホテルチェーンのひとつ「漢庭連鎖酒店」が提供する中級ブランドホテル「漢庭全季酒店」に泊まってみた。各層のビジネスマンに選ばれた。