敦煌市（とんこうし）は、中國甘粛省北西部の都市。青蔵高原の北縁、河西走廊の西端にあり、古くから中國と西域との出入口として使われる。西にはタリム盆地が広がり、北にはゴビ砂漠、南は祁連山脈とツァイダム盆地を望む。甘粛、青海、新疆など三つの省の交差點(diǎn)に位置して、総人口が１８萬ぐらい、総面積が３萬２千平方メートルである。かつてシルクロードの分岐點(diǎn)として栄えたオアシス都市。近隣にある莫高窟とそこから出た敦煌文化で有名である。敦煌は封建社會の最も盛んだ時期――漢唐時代を経て、莫大の文化を持って、古跡が散在し、「東方蕓術(shù)明珠」と呼ばられた莫高窟、西千仏洞、陽関などの歴史文化観光地も有名である。ここは世界で「仏教蕓術(shù)寶庫」と稱されている。