南陽市（なんようし）は河南省の南西に位置する地級市であり、豫（河南省の略稱）南西部の政治や、経済、文化教育、科學技術、物流、交通などの中心地でもある。南陽市は歴史上でも重要な位置を占め、西漢時代の六つの大都會の一つで、東漢時代には光武帝劉秀がここで出世した。そのため、國務院に歴史文化名所と認定された。また、南陽市は楚文化や漢文化の集中地や中部地域の中核的な観光地でもある。人文資源のほかに、世界地質公園レベルの自然資源にも恵まれている。そして、「東方のカワセミ」と呼ばれる南陽玉が大量に産出するので、「千年玉都」という美稱もある。